次の例文には、これまでに学んできたいろいろな文と比べて、大きく異なるところがあり
ます。いったいどんなところがちがっているのか、じっくりと観察してみましょう。
例 文
(1) Look at the map.
(2) Get up at six.
(3) Open the window.
(4) Go to the library.
(5) Play baseball.
さあ、どんなことに気づきましたか?
答えは、「動詞(何かするウーと訳せる単語)が1番前にある」あるいは
「主語(「〜は」と訳せる語句)がない」
ということですが、仮にそう思ったとしても、それが求められている答えだろうと自信を持っ
て答えられた人は、少なかったのではないでしょうか。
「エッ、カンタンに答えられた?」
単純にスッと答えられても、困るのですよ。攻略1のところで、英語では、文の1番前(左側)
に主語を書き、主語のすぐ後ろ(右側)に動詞を書くという大切なきまりがあることを学びました
ね。そして、この重要なきまりがあるおかげで、私たちは、どの語句が主語で、どの単語が動詞
であるのかを見分けることもできたのです。しかし、これらの5つの例文は、この大切なきまり
を完全にムシしています。
主語のないような文で、いったいどんなことが表されるのでしょうか?
主語のない文の正体
何かをするように言いつけることを命令と言いますが、人に何かを命令するとき、命令をさ
れる人は、命令をする人(自分)の目の前にいる人になります。友だち・兄弟・お父さん・お母
さんなど、いろいろな人が考えられますが、ひと言で言えば「あなた」や「あなたたち」になり
ます。命令は、いつも「あなた」か「あなたたち」になされるわけですから、やがて「あなた
は」や「あなたたちは」というコトバをユウ( You )必要がなくなってしまいました。そうして
生まれた「あなたは」や「あなたたちは」という主語のなくなった文を命令文と呼んでいます。
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